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投稿日:2025年7月22日

ウォータージェット工法のメカニズム|超高圧水による安全なアスベスト除去の仕組み

鹿児島県日置市を拠点に全国展開している株式会社アクトでは、アスベスト調査・除去工事において最新のウォータージェット工法を採用しています。従来工法と比較して安全性と環境配慮に優れたこの技術について、メカニズムから具体的な効果まで詳しく解説いたします。

 

ウォータージェット工法の基本原理


ウォータージェット工法は、水に高圧をかけて小口径のノズルから噴射し、その衝突力で対象物を破壊・除去する技術です。アスベスト除去分野では、100~245MPa(約1,000~2,500気圧)という超高圧水を利用して、建材に含まれるアスベストを安全に除去します。
 

🔧 超高圧水の生成メカニズム

超高圧水発生ポンプユニットが、水を音速の3倍もの速度で噴出することで、強力な衝突エネルギーを生み出します。このシステムでは、水圧・水量・温度を対象材料に合わせて精密に調整することが可能です。鹿児島県や九州地方でよく見られる昭和40~50年代の建築物に使用されたアスベスト含有建材にも、適切な圧力設定により効果的に対応できます。
 

💧 水くさび作用による除去原理

高圧水が対象物に衝突すると、「水くさび作用」という現象が発生します。まず衝突圧力により微細な亀裂が生じ、そこに水噴流が侵入することで亀裂が拡大し、最終的に材料が剥離・除去されます。この原理により、アスベスト含有塗材や断熱材を構造体から選択的に除去することができます。
 

 

アスベスト除去への応用システム

石綿障害予防規則第13条では、飛散性アスベストの除去作業において湿潤状態を保つことが義務付けられています。ウォータージェット工法は、この法的要件を満たしながら、従来工法を上回る安全性を実現します。
 

法令遵守
ウォータージェット工法は、厚生労働省が定める石綿障害予防規則に完全準拠した工法です。常時湿潤状態を保持することで、粉塵の発生を効果的に抑制し、作業員の安全と周辺環境の保護を両立します。

 

🌊 湿潤除去プロセス

ウォータージェット工法では、剥離対象部分を常に湿潤状態に保ちながら除去作業を行います。超高圧水を噴射すると同時に、アスベストを含む剥離物が水と混合して汚泥状態となるため、粉塵として大気中に飛散するリスクを大幅に軽減できます。
 

🔄 同時吸引システム

専用アタッチメントを使用することで、水噴射と同時にバキューム吸引を行う一体型システムを実現しています。除去されたアスベスト含有汚泥は瞬時に回収され、0.2μmフィルターにより確実にろ過処理されます。この方式により、従来の隔離養生を最小限に抑えることができ、工期短縮と周辺環境への配慮を実現します。
 

技術仕様

圧力範囲:100~245MPa

水量:最大40L/分

噴射速度:音速の約3倍

処理能力:材質に応じて可変

装置特徴

設置面積:4tダンプ3台分

防音性能:カバー付属

移動性:小規模現場対応

操作性:遠隔制御可能

参照:石綿総合情報ポータルサイト(厚生労働省)
 

安全性と環境配慮の効果

ウォータージェット工法は、薬品を一切使用せず水のみでアスベスト除去を行うため、二次汚染のリスクがありません。特に鹿児島県のような温暖多湿な気候条件下でも、安定した除去性能を発揮します。
 

🛡️ 粉塵飛散防止効果

従来の乾式除去工法と比較して、ウォータージェット工法は粉塵飛散を99%以上抑制することが確認されています。高湿潤環境下での除去により、アスベスト繊維が水分と結合して重量が増加し、大気中への飛散が物理的に防止されます。一般社団法人Hi-jetアスベスト処理協会の技術指針においても、最も安全性の高い除去工法として位置づけられています。
 

🌿 環境保護への貢献

排水処理システムでは、環境基準に準拠した厳格な管理を実施しています。浮遊物質量(SS)600mg/L未満、pH5~9、アスベスト含有量検出限界値以下という基準をクリアした処理水のみを放流します。鹿児島湾や錦江湾といった貴重な海洋環境への配慮も万全です。
 

地域特性
鹿児島県の火山性土壌や海洋性気候に対しても、ウォータージェット工法は優れた適応性を示します。塩害による建材劣化が進んだ建築物でも、選択的除去により構造体への損傷を最小限に抑制できます。

 

作業員安全性

ばく露リスク:大幅軽減

防護装備:簡易型対応可

作業環境:良好維持

健康影響:最小化

環境負荷軽減

化学物質:使用なし

廃棄物量:削減効果

大気汚染:防止

水質保全:基準遵守

参照:一般社団法人Hi-jetアスベスト処理協会
 

まとめ

ウォータージェット工法は、超高圧水の物理的作用を利用した革新的なアスベスト除去技術として、安全性・環境配慮・作業効率の全ての面で優れた性能を発揮します。石綿障害予防規則の厳格な要件を満たしながら、従来工法では困難だった選択的除去と粉塵飛散防止を実現しています。
 
鹿児島県を中心とした九州地方の気候条件や建築特性にも最適化されたこの工法は、今後ますます重要性が高まるアスベスト除去分野において、標準的な技術として普及が期待されています。水のみを使用する環境に優しいプロセスと、作業員の安全を最優先に考えた設計により、持続可能なアスベスト対策の実現に貢献しています。
 

お問い合わせ

アスベスト調査・アスベスト除去は鹿児島県日置市の株式会社アクト
株式会社アクト
〒899-2503
鹿児島県日置市伊集院町妙円寺3-70-6
TEL:090-5922-8569
[営業電話お断り]

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